NHKが今月7日~9日に行った世論調査によると、菅内閣を「支持する」は前回(先月の同時期)より4ポイント低下して29%。発足以来、最も低くなりました。「支持しない」は6ポイント上がって52%でした。
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支持しない理由は「政策に期待が持てず」と「実行力がない」がともに37%、「人柄信頼できず」が13%です。政策や実行力の背景には新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないこと。ワクチン接種をめぐる混乱、医療現場の逼迫など、後手後手と言われ、場当り的?と思われる政府の対応があるのでしょう。記者会見などでの菅首相の言葉が響いてこない、説得力が無いのも影響しています。
一方、同じ世論調査の政党支持率を見ると、自民党が1.5ポイント下げて33.4%となっているものの、立憲民主党などの野党の伸びは少なく、「特に支持政党なし」が微増しています。これを見ると新型コロナ禍での不満が内閣支持率を下げているものの、与党の支持率に激変はない模様です。
(写真・NHKは毎月、世論調査を行っています。「NHKニュース7」より)