８２２円

　秋田県の最低賃金が現行の１時間７９２円から３０円引き上げ、８２２円となることが決まりました。秋田地方最低賃金審議会が５日に開かれ、「県内経済は回復傾向にあり、若者の県外流出を防ぐためには目安に上乗せした改定が必要だ」として、労働者と公益９人の委員が賛成、使用者５人全員が反対しましたが、賛成多数での決定です。

　厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会は先月、全国一律２８円の引き上げを目安にするよう提示していましが、秋田県は過去最大の上げ幅となっています。

　県では「賃金水準の向上」を県政の主要な施策に掲げており、全国の目安からさらに２円アップされたことは、良かったと思います。経営者の皆さんにはさらなる努力で賃金アップ以上の成果が挙げられるよう、期待しています。