福岡県中間市で29日、認可保育園の送迎バス内で5歳の園児が死亡していた出来事は、迎えのバスから降車していなかった園児を車内に置いたまま、施錠されていたことが明らかになりました。当日は30℃を超える暑さがあり、車内で脱水症状が起き、熱中症で亡くなったものと見られています。
朝に母親に見送られてバスに乗車したものの夕方の帰宅時にはバスに乗っておらず、保育園で探したところ、朝に迎えに行ったバスの車内で意識不明でいる園児が発見され、その後に死亡が確認された事件。死亡推定時刻は午後1時頃でした。迎えのバスは園長(40代の女性)が一人で運転しており、入園時の点呼・確認もされていなかったようです。
何とも痛ましい、気の毒な事故です。警察は業務上過失致死の疑いで捜査を始めました。暑い日々が続くこの時期、エンジンを止めずにエアコンを稼働している場合でも、予期せぬ事態が多く発生しています。車内に子供や高齢者を残したまま車を離れる時は、くれぐれも注意してください。