供給不安

　共同通信が調査したところ、６４歳以下を対象とした新型コロナウイルスワクチンの一般接種で、都道府県庁がある４７市区の内、４４市区が国からのワクチン供給に不安を感じていることが分かりました。「予約受付の見通しが立たない」「希望した量が来ない」「頑張って（接種の）態勢を整えたら、はしごを外された」という訴えが続出したと伝えています。

　政府は必要な量のワクチンは供給されており、在庫として（医療機関などに）保管されている可能性があるとしていますが、大規模会場での接種や職域接種などが始まり、接種態勢が急速に拡大していることも背景にあるようです。

　接種の最先端である市区町村にとってはワクチン供給が順調であることを前提に準備を進めていますから、政府には計画を明確にしたワクチンの提供を求めたいと思います。