高級ブドウ「シャインマスカット」の苗を販売目的で無許可で保管していたとして、愛媛県の男性会社員(34歳)が書類送検されました。国内で開発されたブランドの種や苗の海外流出が問題となり、海外へ不正に持ち出すことを禁じる改正種苗法が4月に施行されてから、初めての摘発です。
男性は2019年にホームセンターで購入した苗を自宅の庭で増やし、今年春にインターネットで販売したと見られており、品種登録されているイチゴも販売していたとか。警視庁のサイバーパトロールで義務付けられていた表示のない苗木が見つかり発覚しました。
近年は日本で開発された果樹や野菜の優れた品種が中国や韓国などで生産されており、開発された種苗の保護と管理の在り方が課題になっていました。国内の産地や研究機関では様々な品種開発が行われており、ブランドを守るための努力が続けられています。