大相撲春場所限りで現役を引退した元十両華王錦(村田武志さん・42歳)が昨日、東京・墨田区の旧東関部屋で断髪式を行ったとスポーツ各紙が伝えています。村田さんは美郷町出身で大曲農業高校を卒業。東洋大学に進み、4年次には主将として活躍し全国学生選手権(インカレ)で団体優勝。その後にプロ入りしました。
2001年5月場所で初土俵を踏み、翌7月場所ではいきなり序の口優勝。ただ、ケガや休場も重なり、十両への昇進は初土俵から60場所目となり、学生相撲出身力士では史上1位のスロー出世でした。県出身の関取は豪風(押尾川親方)以来8年ぶりだったものの、十両は2場所で再び幕下へ。その後は三段目、序二段まで陥落していました。通算成績は118場所で403勝383敗49休。独特の大きいモミアゲも良かったですネ。
引退後はアマチュア相撲の指導者を目指すとのことです。今までの頑張りに感謝するとともに、これからの奮闘にも期待しています。できれば秋田に帰ってきて、後輩を育ててほしいと思います。