愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、リコール運動事務局長の男や家族等4人が地方自治法違反(署名偽造)の疑いで19日、愛知県警に逮捕されました。
名古屋市の広告関連会社に署名を水増しするアルバイトの募集を依頼し、佐賀県内で(持参した名簿の)住所や氏名を代筆させていました。本人の署名と捺印(拇印も可)が必要なリコール運動でこんな手法がとられていたとは、開いた口が塞がりません。誰が、何のために、依頼した費用はいくらなのか。前代未聞の出来事の解明はこれからです。
県選挙管理委員会は、提出された約43万5千人分の署名のうち8割以上に当たる約36万2千人分を「無効」と判断し、2月に刑事告発していました。
ただ、リコール運動では通常、解職の賛否を問う住民投票に必要な法定数に達しなければ、署名の有効性は審査されない制度となっており、提出者にそのまま返されるとのこと。今回の署名偽造はこの点を悪用?し、43万人も署名した実績?を示し、大村知事の批判キャンペーンを展開したのでは・・・、という見方もされています。