65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種について、全国の86%にあたる1490市区町村が7月末までに完了する見込みであることが、総務、厚生労働両省の調査で分かりました。ただし、秋田県では7月末までに終了見込としたのは25市町村の56%にあたる14自治体だけで、9自治体は「8月中」、2自治体は「9月以降」と答えていました。
高齢者へのワクチン接種は岩手や新潟、富山、石川、福井、岐阜、京都など1府16県では100%が官僚の見込み。一方、最も低いのは秋田県で56.0%で唯一の5割台。東京は67.7、北海道は77.7%となっています。
国の調査は都道府県を通じで全国の1741市区町村で実施。「7月末まで」「8月中」「9月中」「10月以降」の4択を挙げて、5月10日までに都道府県が取りまとめて国に回答しています。菅首相は「7月末までに終わらせる」と述べており、それに期待して県と市町村が調整して回答したことも考えられますが、秋田県が全国最低になっているのに驚きました。
国はワクチンの安定的な供給計画を明確にし、県においては医療従事者の確保と接種システムのさらなる充実に努力することが必要です。