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知事選を総括 ➀

 現職の佐竹敬久氏(73歳・無所属)が4選をはたした秋田県知事選挙。村岡敏英候補(60歳・無所属)を応援してきた私の総括です。

 佐竹氏は当初、3期で勇退する意向を持っており後継として(門下生だという)村岡氏を薦めていたようですが、一昨年夏の参院選で自民党の現職が敗れたことから、そうしたバトンタッチに反対する声がジワジワと拡大。その上、新型コロナウイルスの感染が続いており、11月末に一転して「もう一期頑張りたい」と出馬を表明。コロナ禍では県政の継続が必要だとの声も高まり、自民、公明、社民の各党に加え、自主投票としていた立憲民主の国会議員まで支持を表明するなど、「与野党相乗り」の体制が実現。さらに、連合秋田、県農協政治連盟、県医師会連盟なども推薦し、過去にない支援態勢で選挙戦に臨んでいます。

 一方、村岡氏を支持したのは佐竹氏の豹変に異議を唱えた自民党の重鎮県議。3期務めた佐竹氏に代わって新たな県政推進を期待する無所属の県議など、合わせて7人。市町村議会議員のみなさんにも「隠れ?村岡派」がいると思われますが、前線で行動できるのは村岡氏の地元を除いては、少ない状況でした。

 候補者の知名度では、秋田市長2期8年、知事3期12年の実績がある佐竹氏がダントツ。村岡氏は衆院選に数回出馬している県南部(衆院秋田3区)ではあるものの、大票田の秋田市(同1区)や県北部(同2区)では初めての人。その為、村岡氏は昨年12月に出馬表明して以来、自民党を離党したベテラン県議との2連ポスターの掲示や大館市などでの街頭演説、辻立ちなどを重ねてきました。

 さらに村岡氏を支援する確認団体「秋田再起動を実現する会」の街宣車が2月から県内を巡回し、人口減少が続く県政課題を問題提起するビラを全県下に配布するなど、組織力で劣る部分の挽回に努めています。

 そして迎えた、告示日。新型コロナウイルス対策を講じて行った出陣式に、佐竹氏には国会議員や多数の県議、政党代表、市町村長や各界代表が参加。村岡氏には県内各地から(佐竹陣営を上回る)多くの皆さんが集まりました。

 (明日に続く)

by shouichiro_sato | 2021-04-05 21:27 | 21秋田県知事選 | Comments(0)  

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