来月18日に告示される秋田県知事選挙に出馬を検討していると報じられた自民党の県議(45歳)が、きょう開かれた同党所属の県議会議員で構成される常任総務会で「混乱を招いた」として陳謝し、自民党県連は本人に厳重注意をしたとのことです。
報道によると県議は今月19日、知事選の構図が固まりつつある中で「若がえりが必要と背中を押す声が日に日に強まった」と説明して、出馬に意欲を示していました。ただ、同党県連はすでに現職・佐竹敬久氏(73歳)の支持を決めており、県連幹部は緊急に本人から事情を聴取するなどし、再考を促していました。同県議は24日に「若さでチャレンジするタイミングではないと判断した」として出馬見送りを表明したものの、高齢で4期目を目指すという現職に不満があることも表面化し、自民党内に衝撃が走ったのは事実です。
告示まで20日余となるこの時期に、今まで佐竹氏と対峙してきた寺田学衆議院議員(立憲民主県連幹事長)が、自主投票と決めた立憲民主党県連とは別に佐竹氏支持を表明したり、一枚岩と思われた自民党県連内で立候補を検討する議員がいるなど、水面下では佐竹氏が4選?を果たした場合のその後のことについて、様々な駆け引きが展開されている模様です。