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透明性の確保

 女性蔑視発言で国内外から批判を受けていた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は、今日開かれた理事と評議員の会合で辞任を表明しました。ただ、森氏は昨日、後任の会長を日本サッカー協会元会長で選手村村長の川端三郎氏(84歳)に要請し、川端氏も受諾する意向を明らかにしていました。

 しかし、同組織委員会は森氏の個人的な組織ではなく、院政を敷くような後任選びには「透明性のない会長選びだ」「分かりにくい」との声が噴出。結局、会議では男女半々でアスリートを中心とした候補者検討委員会を設置することを決定したものの、会長の人選は白紙に。

 会合の後に取材に応じた川端氏は「会長候補と言われてきたことを完全に白紙の戻し、僕自身から辞退させていただくと宣言した」と述べました。五輪開幕まで5ヶ月余のこの時に、何とも残念な出来事です。

 2020東京五輪・パラリンピックは「多様性と調和」が基本的な理念ですが、それを理解して行動するにはまだまだ努力しなければなりませんネ。会長には「若い世代や女性アスリートがいい」などという声もあり、急展開する今日の動きを注目していました。

by shouichiro_sato | 2021-02-12 21:23 | 社会・話題 | Comments(0)  

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