社民党秋田県連(代表・石田寛県議)は24日、秋田市で臨時大会を開き、立憲民主党との合流・移行に向けて準備を進めることを賛成多数で決めました。
社民党本部(党首・福島瑞穂参院議員)は一昨年12月、立憲民主党からの提案を受けて合流に向けた議論を始め、昨年11月に希望する議員や地方組織の合流を容認することを決定していました。公職選挙法で「政党」に認められるのは国会議員が5人以上所属するか、又は直近の国政選挙で2%以上の得票を獲得するか、いずれかの要件を満たす必要があるものの、昨年11月時点の所属国会議員は4人。参院選比例代表の得票率は2.1%で、ギリギリの状態です。
石田代表ら県連執行部は県内各地を回り、党の置かれた状況や執行部の方針を説明。ただ、残留を希望する党員もいて、満場一致とはならなかったようです。
同県連は3月の定期大会を経て、4月ごろから党員が立憲民主党に合流する模様ですが、約300人と言われる党員のどの程度が合流するのか。所属する県議や地方議員はどうするのか。秋田県の政治団体では歴史と実績のある社民党は今、大きな岐路に立っています。