12月としては記録的な豪雪となっている秋田県内陸部では、道路の通行止めや停電などの被害に続いて、18日からは人身事故が多発しています。
スキー場で準備中の作業員が圧雪車の後部ローラーに挿まれ(北秋田市)、自宅の除雪作業中に除雪機の下敷きに(由利本荘市)、早朝の市道で大型の除雪車と接触(大仙市)するなどして、3人が死亡。他にも雪下ろし中に屋根から転落するなどして数人が重症に。
また、湯沢市の稲川スキー場では昨夜、雪による樹木の倒壊で電柱が折れ、スキー場に通じる市道が通行止めに。利用者や従業員など44人が孤立し、今朝までヒュッテで一夜を過ごしています。
先週の14日から降り始めた本格的な雪は、その後休むことなく降り続き、気温も氷点下となる「真冬日」が続いたことから、積雪量は増えるばかり。当地では今夜6時の時点で131cm、湯沢市皆瀬では200cmに達しています。湯沢雄勝地方には大雪警報が発令中で、21日までは降り続く予報。厳重な警戒が必要です。