元大関で西十両三枚目の琴奨菊(36歳・佐渡ヶ嶽部屋)がきょう引退し、年寄「秀の山」の襲名を発表しました。
琴奨菊と言えば、がぶり寄りを武器にして、2011年秋場所後に大関に昇進。16年初場所では日本人出身力士で10年ぶりに賜杯を手にする初優勝しています。ただ、17年初場所で32場所維持した大関から転落。先場所に左ふくらはぎを痛めて途中休場し、今場所は15年ぶりに十両に落ちていました。幕内では史上6位の記録となる、718勝を挙げています。
記者会見で琴奨菊は・・・「相撲とは」と問われると、「日常の考え方や行動が全て土俵に表れる。すごく奥が深く、まだまだ勉強したい」。「できるのなら、まだ相撲を取りたいのが本音。自分の相撲を取れないと感じたので終わりにしようと思った。やれることはやった」と語っています。お疲れさまでした。