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現地調査

 県議会福祉環境委員会はきょう、県内調査でにかほ市と由利本荘市を訪問し、ごみ処理に関わる環境対策や新型コロナウイルス感染症に直面した医療現場の実態について意見交換してきました。

 由利地域振興局管内では外国語指導助手、学生とその家族である医療従事者、会社員など延べ7例の新型コロナウイルス感染症が確認されています。地元の医師会長や患者を受け入れた総合病院のスタッフ、社会福祉協議会会長、市役所の担当者からは、切迫した状況が報告されました。

 「医療スタッフの風評被害があった」「感染病床のメンバーが不足し、院内にスタッフの宿泊室を用意した」「スタッフの精神面のケア、フォローをした」「ワーキンググループを発足したが過重労働になった」「資機材が不足し、優先順位を設けた」「心理的圧迫感があった」「高齢者対応の職員や家族は緊張の連続だ」「介護ヘルパーなどは相当に気を使っている」「休校、学童保育、3密回避で混乱し、物資も不足した」「情報が不足して対応に難儀した」

 さらに、「PCR検査の拡大を」「診療所で感染の場合、収入減になる。休業補償の制度化を」「クラスターが発生した場合は現有の看護師だけでは不十分になる」「医療機能が停止されたのに雇用調整交付金の対象にならない」「介護従事者等には新型コロナワクチンを優先接種してほしい」「介護事業所への財政支援を望む」「保育園等への臨時給付金を」「子供の居場所、高齢者の行き場、遊び場の過密を避けたい」「施設等の消毒など、市町村の対応についてのマニュアルを作成してほしい」「県等から定期的な情報提供を求めたい」

 新型コロナウイルスと戦う現場の皆さんには、心から感謝申し上げます。

by shouichiro_sato | 2020-10-12 22:32 | 秋田県議会 | Comments(0)  

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