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配備断念を検証

 「システムを開発する米側との協議と地元説明を同時並行で行い、結果的に慎重さ、誠実さを欠く対応だった」。河野太郎防衛大臣は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念した経緯について、今朝、佐竹敬久知事に直接電話で報告し、「地元の皆様に改めてお詫びを申し上げたい」と陳謝しました。

 検証結果では、「北朝鮮がミサイル発射を繰り返しており地上イージスの導入を急ぐ必要があった」。「迎撃ミサイルを発射する際に講じる安全対策についてしっかり検討して地元に説明するべきだった」「ブースター(推進装置)の技術的な不備について大幅な改修が必要になる懸念が生じたが、確認すれために時間がかかった」。

 さらに河野大臣は今月3日、安倍晋三首相に検証結果を報告した際には「総理から厳しくお叱りをいただいた」とも述べています。北朝鮮のミサイル問題があったとはいえ、(当時の中期防衛計画にはイージス・アショアは記載されていないのに・・・)十分な検討が無いままにトップダウンで進められてきたことは周知の事実。結果、イージス・アショアに関する十分な知見や安全性に関する根拠もないままに、配備候補地とされた地域に説明してきたことが明らかになりました。

 配備候補地を巡るズサンな報告書。度重なるコンサルタントによる現地調査。高額な委託料で進められた種々の調査も、結局は無駄になってしまいました。今回の検証ではイージス・アショアの技術的問題、ブースターの落下について焦点が絞られていますが、情報も豊富で緻密な対応をしている防衛省で、何故に慎重さや誠実さを欠く対応が行われたのか。その根本的なところが解明されていない、内容です。

by shouichiro_sato | 2020-09-04 22:22 | イージス・アショア | Comments(0)  

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