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高瀬支店

 JAこまち(本店・湯沢市、遠田武代表理事組合長)は羽後町田代にある高瀬支店など3支店の廃止等を含めた経営・機能再編案をまとめ、対象となる地域で説明会を行っています。今日の午後は高瀬支店で開かれ、猛暑の中にもかかわらず今後を心配する多くの組合員が参加しました。

 JAこまちでは事業利益の確保・自己資本の増強を図り、総合事業体としての機能発揮のために持続可能な経営基盤強化に向けた取組を進めていく必要があるとして、支店の統廃合・営農センターの集約・資材店の管理コスト低減等の機能再編を実行することにしたとのこと。

 会合では組合員から「地域の経済活動の拠点が無くなってしまえば、農協離れがますます進む」「支所廃止でコスト削減するというが、他の施設はどうなのか」「ATMも廃止されており、西馬音内の支店まで出向くとなれば負担が大きい」「支所があったからいろいろな活動に協力してきた」・・・・・など、廃止されることへの不満や不安が噴出しました。

 こまち農業協同組合は平成10年6月、当時の湯沢市、稲川町、雄勝町、皆瀬村、東成瀬村にあった7農協と、羽後町内の西馬音内、羽後三輪、田代、仙道の4農協、雄勝果樹農協の12農協の広域合併で誕生。当時はそれぞれの旧農協ごとに支所等の事務所を配置していましたが、平成27年8月には店舗統廃合を実施し、羽後町内では羽後三輪と仙道の支所が廃止になっています。

 結局、合併とはそうなってくるのですネ。高瀬支店の廃止によって経営改善?はできるかもしれませんが、地域住民のほとんどが組合員であり、出羽丘陵地帯の中山間地にある当地にとっては不便になるし、(支店の建物も解体される計画で)拠り所が無くなることは、誠に残念と言うほかありません。

 「組合を辞めたい。出資金は返してほしい」との発言もありました。地域の経済活動の拠点であった高瀬支店(旧田代農協本所)が無くなり、移動金融店舗車が週に1回やってくることについて、私は「せめてATMは再設置してほしい」と要望しました。

by shouichiro_sato | 2020-08-27 21:57 | 地域活動 | Comments(0)  

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