文部科学省は新型コロナウイルスに感染した人への差別や中傷が後を絶たないことから、子供や教職員、それに地域住民に対して、差別につながる言動を行ったり、同調したりしないよう呼びかける緊急のメッセージを出しました。
児童生徒や学生に対しては、感染した人や症状のある人を責めるのではなく、励まし温かく迎えること。教職員に対しては子どもたちが誤った認識や不確かな情報に惑わされず、科学的根拠に基づいて行動できるよう指導することを呼びかけています。
さらに保護者や地域住民に対しては、感染者に対する差別や偏見、誹謗中傷などを許さないこと。感染した個人や学校を特定して非難するなど、周囲に差別につながる言動があった時は同調せず、やめるよう声をあげてほしいとしています。
誰でも、どこでも感染する可能性がある感染症だけに、噂話や憶測で話すことは慎みましょう。