由利本荘市岩城道川にある県立総合射撃場に狩猟技術訓練施設が整備され、竣工式が行われました。同射撃場は平成7年に開場したものの、クレー射撃場は鉛弾による環境問題等を受けて同19年の秋田わか杉国体終了後から休場していました。
ただ、近年はツキノワグマによる人身被害やニホンジカ、イノシシなどによる農作物被害が深刻化する中で、狩猟の担い手を確保・育成するための対策が喫緊の課題になっています。県では休場していたクレー射撃場を改修し、狩猟技術の向上を目的として鉛弾飛散防止対策等を講じ、施設整備を進めていたものです。
訓練施設にはトラップ射撃場とスキート射撃場がそれぞれ1面づつ、クレー放出機、プーラーハウス、スイーパー、管理棟などが整備されました。


(写真・鉛弾飛散防止ネットが張られた狩猟技術訓練施設。全景は案内資料より)