全国の小売店での野菜販売価格が高騰しています。農林水産省が29日に発表した価格動向によると、調査対象の8品目のうち、平年に比べてバレイショ61%高、キュウリ31%高、レタス30%高、ネギ26%高、ナス23%高、トマト10%高、キャベツ8%高と、7品目が高値水準となっています。タマネギは収穫が一巡しており4%安かったものの、前週比では8%高くなり、値上がりしています。
全国的な長雨や日照不足による生育不良(出荷量減)のほかに、新型コロナウイルス感染症を受けた「巣ごもり需要」も要因になっているとのこと。さらには最近の豪雨が野菜類の主産地を直撃しており、出荷量が回復する見通しは立っていません。
バレイショなどの値上がりで子供たちの大好きなカレーライスが作れないという話題がありましたが、天候によって生産が左右される農業の現場に関心を持ってもらいたいものです。
我が家ではきょう、高齢の母が晴れ間を狙って自家用のバレイショの収穫をしていました。生育が遅れていたナスやオクラも食べれるようになり、ようやく夏野菜が食卓をにぎわしています。