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将棋盤

 昭和59年9月、湯沢市の稲住温泉で行われた中原誠王座と森安秀光八段の第32期王座戦第2局。その時に使われた将棋盤が羽後町に寄贈されました。

 羽後町出身で日本将棋連盟初代会長金易二郎さん(棋士第1号)の顕彰碑を建立した際、除幕式には孫弟子になる中原16世名人など多くの著名棋士が来町しました。王座戦はその翌日に行われ、将棋盤は当時の佐藤吉郎町長が自費で用意。ところが、対局直前にヒビが入ってしまったとか。それを見た森安さんが「これこそ栢木(かやのき)で作られた最高の将棋盤。棋士冥利につきる」と話した逸話が残っています。(それから40年ほどになりますが、栢木は自然の力で回復したのか、今はヒビがどこにあったのか分かりません)

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 (写真・故佐藤吉郎さんのご子息から安藤羽後町長に将棋盤を贈呈)

 きょうは明日開催される「第2回金易二郎杯将棋大会」の前日際が行われ、ゲスト棋士の佐藤秀司七段(日本将棋連盟理事)を囲んで親しく懇談。コロナ禍でも万全の準備をしている実行委員会(会長・石垣俊次さん)に感謝しながら、大会の成功を祈願しました。

by shouichiro_sato | 2020-07-18 21:48 | 羽後町 | Comments(0)  

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