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お詫びに来秋

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止したことについて、河野太郎防衛大臣は「認識が甘かったと言われれば否定のしようがない。地元の皆様にお詫びしなければならない」と述べ、19日に山口県、21日に秋田県を訪問することになりました。

 15日夕、迎撃ミサイルの発射後にブースターを安全な場所へ確実に落下させるのは技術的に難しいとして、突然「配備プロセスの停止」を発表した河野大臣。先週12日には安倍晋三首相にも報告して了承を得ており、首相は昨夕に官邸で「地元への説明の前提が違った以上、進めるわけにはいかない」と記者団に述べています。

 可及的速やかに配備することが必要だとして秋田と山口にある自衛隊演習場を候補地にしたものの、調査データの誤りなどずさんな対応で地域の理解は進まず、反対の声が大きくなっていました。最も心配された地域の安全に直接かかわる「ブースターの落下がコントロールできない」問題を隠したまま、地元に説明してきたことは言語道断。この際、計画の「停止」から「中止・撤回」を明確にしてほしいものです。

by shouichiro_sato | 2020-06-17 21:29 | イージス・アショア | Comments(0)  

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