県内では5月以降、倒産や閉鎖、長期休業を迫られるホテルが続出しています。どれもが新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う移動・外出、諸行事の自粛でお客さんが激減し、回復の兆しも見えないことから経営困難になったと思われます。
鹿角市の鹿角パークホテル(破産申請)、大館市のクラウンパレス秋北(長期休業)、能代市のキャッスルホテル能代(8月末に閉館)は、いづれも県北部にある中核的ホテルであり、宿泊はもとより各市の総合催事場として親しまれてきました。ホテル業界には幅広い納入業者などが絡んでおり、地域経済への影響は甚大です。
ホテルの苦境はさらに続いており、私もお世話になっていた「ホテルパールシティー秋田大町」(秋田市)と「ホテルウェルネス横手路」(横手市)が7月の営業再開を断念し、一年以上か無期限の休館となることが明らかになりました。従業員はいづれのホテルでも解雇されているとのことです。