地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備候補地の選定を巡り、防衛省は再調査の期限を5月31日から7月10日に延長するとしています。当初の調査報告書に不備があり、秋田、青森、山形の3県内にある国有地20ヵ所を再調査する期限は3月20日でしたが、天候不良により航空レーザー測量を予定通りできなかったとして、4月末まで延期。
3度目となる延期の理由は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で調査委託業者の作業が遅れているためと説明しています。
今月6日、新聞やテレビが「(秋田市の)新屋配備を断念」と報道したものの、河野太郎防衛大臣は後日の記者会見で「フェイクニュース」だと断言。調査対象の国有地がある自治体では現地での調査が行われたとの情報もなく、一体どこでどのようにして何を調べているのか・・・?。防衛のための巨大なミサイル基地を造るというには、何とも不可解な再調査です。