安倍晋三首相は改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく「緊急事態宣言」を、7都府県から全国の全ての都道府県に拡大することを表明しました。期間は5月6日までで、大型連休を含めて不要不急の旅行や外出を控え、人の移動を全国的に最小限に抑えるためです。
(写真・対策会議で緊急事態宣言の拡大を表明する安倍首相。NHKニュース)
国内で確認された新型コロナウイルスの感染者はきょう、クルーズ船の乗船者を含めた累計で1万人を超えました。感染者は岩手県を除く46都道府県で確認されており、8日以降は一日で500人を超える日も増えています。7日に緊急事態宣言を発出した東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県に続いて、感染者が急増している北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府については特に重点的な対策を進める「特別警戒都道府県」にしました。
秋田県では緊急事態宣言の対象となったことを受け、県民への外出やイベント・行事の自粛要請、施設の使用制限、学校の休校措置について週明けに判断することにしています。