東京オリンピック・パラリンピックが来年夏まで延期されることになりました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、安倍晋三首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話で会談し、夏の東京五輪・パラリンピックを1年程度延期するように提案。遅くても2021年夏までに開催することで合意しました。
それを受けあす26日に福島県で始まる予定だった聖火リレーは中止になり、全ての関連行事も五輪の新たな日程が決まった後に変更される模様です。
(写真・東京オリンピックの1年延期を伝えるきょうの新聞各紙)
前例のない事態となりましたが、来年までに新型コロナウイルスが世界的に終息するのかどうか、先行きはまだまだ不透明。現状では今夏の開催は大変に厳しい状況になりつつあっただけに、「中止」を回避した究極の選択でしょう。