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再調査延期

 防衛省は昨日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の計画を巡り、候補地とされる秋田県・青森県・山形県の国有地20ヵ所で進めている再調査の期限を、今月20日から4月末に延期すると発表しました。天候不良により航空レーザー測量を予定通りに実施できなかったとのことです。

 当時の防衛計画になかったイージス・アショアの導入を突然決定し、「可及的速やかに配備したい」として秋田市にある陸上自衛隊新屋演習場と山口県のむつみ演習場を、配備候補地として公表したのは一昨年のこと。昨年5月に公表した適地調査報告書には、レーダーを遮蔽するという山の角度に関して、ズサンなデータが記載されていたこと等が判明したために、再調査が行われているものですが、何とも緊張感のない状況です。

 防衛システムといえば十分な準備と高度な戦略によって整備されるものでしょうが、「可及的速やかな」計画の基礎となる調査活動がこうしたことでは、信頼性が失われてしまいます。「天候不良で遅れた」という理由も、本当なのでしょうか・・・?

by shouichiro_sato | 2020-03-12 22:33 | イージス・アショア | Comments(0)  

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