安倍晋三首相は午後6時から、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大していることを踏まえ、政府の方針について記者会見しました。主な内容は次の通りです。
「政治は結果責任だ。今から2週間、国内の感染拡大を阻止するため、あらゆる手段を尽くすべきだと判断した」
「必要な経済対策を行う。企業には雇用調整助成金を活用し、1月にさかのぼって支援する」
「(全国の小中高校の臨時休校の要請は)断腸の思いだ。判断に時間をかけている暇はなかった。保護者の所得減少には新たな助成金を創設し、しっかり手当てする」
「ウイルスの検査能力を強化する。3月の第1周のうちに医療保険を適用する」
「新たな立法措置を早急にすすめる」
(写真・政府の方針を説明する安倍首相。NHKの中継より)
きょうは宮城県や新潟県、高知県で初め感染者が確認されるなど、新たに全国で9人が確認され、国内での確認者(チャーター機の帰国者、クルーズ船の乗船者を除く)は23都道府県で228人となっています。大阪ではライブハウスで感染が拡がっていたことも明らかになりました。