北海道の鈴木直道知事はきょう、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、道民に「緊急事態宣言」を出し、今週末は人が集まる場所への外出を控えるように呼びかけました。宣言に法的根拠はありませんが、「(北海道内での)感染の状況はより深刻さを増しており、命と健康を守るためには外出を控えてください」と要請。3月19日まで緊急事態を続けます。
北海道では新たに12人の感染者が確認され、道内で判明した感染者は全国最多となる64人。範囲も道央、道南、道東と広範囲に及んでおり、北見市では集団での感染も疑われています。
一方、まだ感染者が確認されていない秋田県でも、危機管理対策本部会議(本部長・佐竹敬久知事)を開き、佐竹知事が記者会見。県民に多くの人が参加する集会や行事は中止、延期、規模縮小を検討することなどを呼びかけています。県内全ての小中学校、高校、特別支援学校が臨時休校となることを踏まえ、企業にも児童生徒を持つ従業員への柔軟な対応を求めました。