新型コロナウイルスによる肺炎の感染が、日本国内でも拡がっています。今日は国内で初めて同ウイルスの肺炎で女性(神奈川県在住・80歳代)が亡くなったことが確認されたほか、2週間以内に海外渡航歴のない和歌山県の男性(医師・50歳代)や東京都の男性(タクシー運転手・70歳代)、千葉県の男性(20歳代)も感染したことが分かりました。
また、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染では13日までに乗客・乗員218人の感染が確認され、12日には検疫官1人も感染。また11日までに感染が確認され、船から医療機関に搬送された4人は重症になっているとのことです。
亡くなった女性は死亡した後に感染していたことが判明したもので、他の感染者も感染経路が不明。今までは中国湖北省武漢市の人との関わりがある人の感染でしたが、ここにきてルートが不明の感染事例が多くなってきました。「疫学的には国内で流行している段階ではない」(厚生労働省)とはいうものの、日本国内でも「ヒトからヒト」への感染が拡がっているようです。
(写真・国内初の死者を発表する加藤厚生労働大臣。NHKニュースより)