全国的な暖冬の影響で野菜の生育が進み、価格が下落しています。例年であればこの時季、鍋物などでダイコンや白菜などの需要が高まり、野菜の産地は「稼ぎ時」ですが、予想以上に生育が進んでおり市場は飽和状態。4割も価格が下がっているものもあります。
気象庁のまとめによると、1月の降雪量は記録的に少なく、北日本(北海道・東北)は平年比で34%、東日本(関東甲信越・北陸・東海)は同15%、西日本(近畿・中国・四国・九州)は同0%で、いずれも1961年の統計開始以来、最小。平均気温は平年より東日本で2.7度、西日本で2.8度高く、気温の統計がある1946年以降では1月として最も暖かかったとのこと。
野菜価格の値下りは消費者にとって朗報でしょうが、生産地では穫せずにトラクターですき込んでいるで農家もあり、まさに「豊作貧乏」。雪不足と暖冬など異常気象?ともいえる状況は、様々なところに影響しています。