元関脇豪風(北秋田市出身・尾車部屋)、押尾川親方の断髪式がきょう、東京両国の国技館で行われました。押尾川親方は平成14年の夏場所で初土俵を踏み、幕内の在位数は86場所と長く土俵を盛り上げ、去年の初場所を最後に現役生活に幕を下ろしています。
11時に開場された国技館での「豪風引退・押尾川襲名披露大相撲」には9000人を超えるファンが集まり、豪風コールで歓声を送りました。まげ姿で最後となる取組には長男の成田海知君(小学6年)が登場し、「一本背負い」で敗れる波乱?も。
断髪式では佐竹敬久秋田県知事をはじめ豪風にゆかりのある県内外の270人程、さらには横綱白鵬や中村親方(元横綱稀勢の里)らが鋏を入れています。また、十両と幕内の取組み(花相撲)も全力士が参加して行われ、初場所途中休場した横綱の白鵬と鶴竜も直接対戦するなど、大いに盛り上がった国技館でした。
(写真・断髪式の最後は元大関琴風の尾車親方がおおいちょうに鋏を入れました)