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義平福

 秋田県産の黒毛和牛の知名度を上げた県有種雄牛「義平福」(よしひらふく・13歳5ヵ月)が、来月に引退することが報じられています。義平福の子牛は肉質に優れ枝肉の量が多いのが特徴で、2012年に長崎県で開催されたの全国和牛能力共進会では県産子牛で過去最高となる全国2位に輝いています。

 義平福は2006年4月、羽後町上到米の伊藤茂夫さん宅で生まれ。父は「義安福」母は「ふくかつ」で、県が買い上げて育成。種雄牛に採用するための子牛の肉質を測る検定では「抜群の好成績」。すでに1万2千頭棟の子牛が誕生し、県産牛の単価上昇に大きく貢献してきました。さらに、凍結精液はストロー約4万本の備蓄があるとのことで、今後も期待されています。

 種雄牛は15年程度が寿命とされているものの、義平福は蹄の炎症が悪化して衰弱しており、10月10日に飼育されている県畜産試験場で神事を行い、15日に屠畜されます。11月以降には畜産関係者が感謝の集いを開く予定です。

by shouichiro_sato | 2019-09-30 22:37 | 産業振興 | Comments(0)  

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