9月10日はWHO(世界保健機関)の世界自殺予防デー。国も自殺予防週間(10日~16日)を定めており、きょうは秋田県自殺予防街頭キャンペーンが秋田駅の東西連絡自由通路「ぽぽろーど」で行われ、参加しました。
キャンペーンは秋田ふきのとう県民運動実行委員会(会長・佐藤久男さん)と秋田県、秋田市が主催し、相談機関の存在を浸透するための啓発グッツを配り、自殺予防に関する情報提供をするもの。佐竹知事や秋田市の鎌田副市長、県と市の議会議員、県民運動実行委員会の役職員など70人以上が参加して、午前7時から通勤通学で秋田駅を利用している皆さんに、声をかけながら手渡しました。
秋田県における平成30年の自殺者は199人で、前年より43人減。自殺率(10万人当たり)は20.3となり、4年ぶりに全国ワーストを脱却しましたが、それでも全国4番目の高さ。しかし今年は、県警の発表で1月~6月に106人が自殺しており、同時期の比較では6人増えており、憂慮する事態になっています。
特に高齢者の自殺が増えていることから、県では普段の見回りやコミュニテー活動を支援する緊急事業を実施し、自殺予防への取り組みを強化しています。