防衛省はきょう、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を秋田市の陸上自衛隊新屋演習場に配備する計画について、同地を含めた国有地19ヶ所と弘前演習場について、再調査する内容を秋田県と秋田市に説明しました。
調査は電波の遮蔽となる国有地周辺の山の仰角や、アクセス道路や電力などのインフラ整備、津波対策に必要なコストなどの検討を行うとしていますが、「ゼロベースで検討すること」からは乖離している、国有地に拘った調査です。男鹿市の国家石油備蓄基地や由利本荘市の内陸にある土地など、素人?が見ても初めから適さないと分かる場所を調査対象にしているなど、まったく誠意のない調査のやり直しです。
どうして、こんな無駄なことをするのでしょうか。外部委託をする経費も膨大なはずで、6ヶ月半の調査期間を経たとしても、県民の理解を得られる結果は見込まれませんネ。国有地に限らず、もっと広い視点で配備適地を検討されることが、最も速やかな配備につながるのではないでしょうか。
(写真・国有地にはそれぞれ課題があり、適地はあるのか。NHKニュースより)