鹿角市の国指定重要無形民俗文化財「毛馬内の盆踊」が始まりました。鹿角市毛馬内の毛馬内こもせ通りで、23日まで。
頬かむりをし、留めそでに薄紅色の蹴出しを身に着けた女性が、太鼓と笛の囃子で踊る「大の坂」、伴奏がなく歌だけで踊る「甚句」を披露しています。私も昨年、直接会場で見ることができましたが、その優雅で趣のある踊りに魅了されました。
ところで、秋田県内の毛馬内や西馬音内の盆踊など、国の重要無形民俗文化財で「風流(ふりゅう)」に分類される民俗芸能団体の全国組織が、21都府県の33団体が参加して今年発足。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を目指すことになりました。最短で2022年の登録に向けて、連携強化と気運の醸成を図っていくことにしています。
風流とは笛や太鼓、かねなどのお囃子と唄などを伴奏に、集団で趣向を凝らした装いで踊る民俗芸能です。