厚生労働省が公表している「外国人雇用状況」によると、2018年の秋田県の外国人労働者数は1953人で、全国最小。他県に比べて受け入れの動きが鈍いためか、14年から5年連続で全国最小となっています。
過去10年間の伸び率を見ても、最も大きい沖縄は4.79倍で、全国平均は2.59倍なのに、秋田県は1.26倍で全国最下位。東北各県の伸び率は宮城2.98倍、青森2.79倍、福島2.36倍、岩手2.31倍、山形2.02倍とそれぞれ2倍を超えているのに、秋田県の低さが目立ちます。
全国の外国人労働者数は約146万人。業種別では製造業に従事している人が最も多く、全体の3割。ただ、近年では第3次産業での受け入れが進む傾向が見られ、この約10年では卸・小売業3.38倍、宿泊・飲食業2.90倍となっており、製造業の1.98倍を上回っています。