参院選の運動はきょうが最終日。自民党候補を応援するために、安倍首相が再び秋田市を訪れ、エリアなかいちで街頭演説を行いました。
焦点はイージス・アショアの配備問題。安倍首相は前回の来秋時と同じように「(防衛省の対応には)緊張感を欠いた不適切な対応があった。県民の皆様にお詫び申し上げたい」と述べたものの、「国民の安全と命を守るうえで、イージス・アショアはどうしても必要」と強調しています。
配備候補地となっている秋田市の陸上自衛隊新屋演習場が、住宅地に近すぎるとして計画の撤回や見直しを求める声が大きい中で、「ゼロベースに戻って再検討する」とは言わなかった安倍首相。一度決めてしまったことはどこまでも押し通そうとする姿勢に変化はありませんでした。
今回の参院選秋田選挙区の焦点であるイージス・アショアの配備問題。政府・自民党の姿勢が変わらない限り、批判的な声がさらに広がりそうです。