高校魅力化プロジェクトの発祥の地である島根県隠岐郡海士町で、隠岐島前高校魅力化コーディネイターの豊田庄吾さんから今までの取組みとこれからについて、詳しく話を聞くことができました。
(写真・海士町のある隠岐の島へ。右上の高台に見えるのは隠岐島前高校)
豊田さんは教育の魅力化を拒む免疫(抗体)に「学校教育の考える際の地域文脈へのアレルギー」「新しい学びのあり方(新学力観)へのアレルギー」「多忙化へのアレルギー」「異文化、異質なものを受け入れることへのアレルギー」があるとし、地域との協働による推進母体と共通のビジョンづくりに取り組んだ。「隠岐島前高校の魅力化と永遠の発展の会(魅力化の会)」を中心に、コーデネーターを校内に配置して三方良しのビジョン策定したことなどを紹介。
学校の役割を「地域の担い手育成」に再定義。地域で新たな生業・継業を創り出せる人財(地域起業家的グローカル人材)の育成が求められており、人口減少や少子高齢化、財政難にある海士町は日本の重要課題の最前線で、「ここでの挑戦が日本の未来を切り拓く」と熱く語っています。