毎年恒例の「横手・湯沢地区 自衛隊協力団体等合同懇談会」が横手市で開かれ、防衛に関わる講話を拝聴してきました。
講師は自衛隊秋田地方協力本部長の大久保正広氏(1等空佐)で、昨年12月に決定された「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」について、その背景と内容が説明されました。大綱(前回は平成25年に決定)は概ね10年ごとに決めてきましたが、今回の決定は我が国を取り巻く環境が大きく変わってきたとして、5年が経過した昨年に見直したもの。それに合わせて5年間を目途とした中期防衛力整備計画も変更されています。
具体的には弾道ミサイル防衛のためのイージス・アショア(地上配備型迎撃ミサイルシステム)2基の整備、ステルス戦闘機F35の105機導入、宇宙・サイバー・電磁波などの新たな領域に人員を配置するなど、組織や業務を最適化するとしています。
一方、自衛官の採用に当たっては少子化や人手不足の影響が顕著になってきており、希望者が減っているとのこと。横手市・湯沢市・雄勝郡からは今春、17名が入隊しているものの今後も募集活動を積極的に行っていきたいと話していました。