宮城県栗原市と秋田県湯沢市を結ぶ国道398号の県境部分の冬季閉鎖が、きょう正午に解除されました。湯沢市の大湯ゲートと栗駒市の花山ゲートが開かれた後、両地域の関係者が県境に近い湯浜峠で再開を祝って握手。花山にある栗原市農山村交流センター駐車場で開通式典が行われました。
(写真・正午に開けられた湯沢市小安にある大湯ゲートです)
今冬はこの地域の降雪が多かったため、標高が800mを超える県境付近には、多くの雪が残っていました。これからはブナの木の芽生えが始まり、山も春の躍動が始まる時だけに、例年以上のダイナミックな自然美を見ることができると思われます。明日からの大型連休、是非とも皆様、ご来遊ください。
一方、東成瀬村椿川から栗駒山荘を通って岩手県一関市を結ぶ国道342号も、同時刻に冬季閉鎖が解除されました。ただ、両路線に連絡する県道二郷大湯線(旧栗駒有料道路)は雪崩や落石の危険性もあって、除雪作業が遅れています。栗駒地域の観光振興には欠かせない道路であり、同路線の一日も早い開通が望まれます。