羽後町建設技能組合(佐藤幾雄組合長)の定例総会がきょう開かれ、5年間の修行を終えた5名の技能者に修了証書が贈られました。同組合は大工や左官、畳、塗装、板金など、町内の技能者40名余で組織されていますが、技能継承者の確保(いわゆる人材の育成)が課題になっています。
町内の指導者(親方)のもとで技能を習得してきたのは、湯沢市の1人と町内の4人。大工の女性も1人含まれています。修了証書を手にした皆さんは、いつも以上に輝いて見えました。
いわゆる「職人」と呼ばれる技術者の育成のためには、県立の技術専門学校が県内に3校ありますが、親方に師事して技能を身につける育成方法は、技能者特有の登竜門。学校とは違った人材育成の貴重なシステムです。
様々な専門職の人材育成について、徒弟制度における技能者についても支援策が必要と感じてきました。