秋田県と羽後町による冬期防災訓練がきょう、羽後町活性化センターや五輪坂のアルカデア公園とスキー場で行われました。これは平成26年から県と特別豪雪地帯にある市町村で開催しているもので、今回が5回目。
目的は「防災関係機関と地域住民が相互に協力し、積雪寒冷下の地震災害を想定し各種訓練を行い、冬期における防災体制を強化するとともに、地域住民の防災意識を高揚を図る」。県(振興局)と町当局、地域住民、消防、警察、自衛隊、気象台、それに自主防災組織と羽後高校や町内の小中学生、町建設業協会、災害救助犬ネットワーク、秋田赤十字病院と雄勝中央病院のDMAT、町土地改良区など多くの機関と団体から250人以上が参加しています。
訓練は活性化センターで「災害対策本部運営」「避難所運営」。五輪坂では「道路啓開」「火災防御」「倒壊家屋救出」「孤立集落対応・援助」「雪崩遭難者創作・救助」の各訓練が行われています。被災現場からの情報伝達やドローンによる状況把握など、関係機関の連携と住民の相互協力、ネットワークの重要性が確認できました。災害がないことを祈るばかりですが、万が一の場合に備えた訓練はそれぞれの役割とともに、「自分には何ができるか。何をすべきか」を確認した時間でした。
(写真・早朝からの訓練が終わって参加者が集合、誠にご苦労様でした)