生業を持ちながらも地域で住民の暮らしや生命、財産を守る活動をしている消防団。火災のみならず大雨や台風、地震などの災害が多く発生している昨今であり、有事の際には最も頼りになる存在です。ただし、些少の出動手当はあっても、日常は無報酬であり、基本的にはボランティアといえる活動です。
そうした活動をしている皆さんへの顕彰といえば、勤続章の表彰です。勤続40年、35年、30年、25年、20年以上の団員には県知事表彰。勤続10年以上の団員には秋田県消防協会会長表彰。勤続7年以上の団員には秋田県消防協会湯沢市雄勝郡支部長表彰。勤続5年以上には羽後町長表彰が贈られます。さらに、優れた活動をしてきた団員(概ね27年以上の勤続者)には県知事より有功章が贈られます。
きょうの「平成31年羽後町消防団出初式」では、それぞれの該当者に有功章と勤続章の伝達が行われました。有功章の受章者は副本部長の和賀正由さん、部長の大日向健悟さん、班長の柴田聡さん、山内光広さん、阿部敬一さん、大久保等さんの6人。勤続40年以上の勤続功労章は副団長の佐藤良友さん、分団長の佐々木修一さん、副分団長の髙橋清さんの3人。35年以上は4人、30年以上は9人、25年以上は17人、20年以上は13人、10年以上は12人、7年以上は21人、5年以上は16人で、合わせて101人が表彰されています。
ピーンと張りつめた空気の中で、出初式に勢ぞろいした団員の皆さん。住民の一人として頼もしく感じるとともに、衷心より敬意を表し、感謝したいと思います。