ダボス会議で知られているスイスの「世界経済フォーラム」が発表した2018年版「男女格差報告」によると、日本は調査対象となった149ヵ国中110位でした。賃金格差の縮小などにより前年より順位を4つ上げたものの、日米欧の先進7ヵ国では最下位、中国(103位)、インド(108位)よりも低くなっています。
男女格差報告は各国の女性の地位を、経済、教育、政治、健康の4分野で分析し、数値化したもので、日本は女性議員の少なさから、政治の分野で125位と低評価。経済分野でも幹部社員が少なく、前年より3つ下げて117位。「依然として男女平等が進んでいない国の一つだ」と指摘されているとか。
一方、首位は10年連続でアイスランド。2位はノルウェー、3位はスウェーデンで、北欧諸国が上位に並んでいます。フランスは12位、ドイツが14位、アメリカは51位。日本より低かったのは韓国の115位、トルコの130位などとなっています。