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弥助そばや

 羽後町西馬音内にある「弥助そばや」(代表・金昇一郎さん)は、商標権と乾麺の販売事業を11月1日付で外食チェーンのドリームリンク(秋田市・村上雅彦社長)に譲渡することになりました。同社は後継者がいない老舗の店名と味を受け継ぎ、秋田県の名物として全国に広めたい考えです。

 弥助そばやは江戸後期の1818年(文政元年)の創業で、羽後町内にあるそば屋で最も古く、そば粉のつなぎにフノリを使う独特の製法で、こしがあるのが特徴。冷たい汁をかけた「冷やがけ」が看板メニューとなっています。

 一昨年にオープンした道の駅うご「端縫いの郷」で人気のそばダイニングでは、弥助そばやの6代目である金さんが若手の社員を指導して独特の製法を伝授しており、地元でも製法と味が継承されつつありますが、さらなる展開です。昨日行われた記者会見で金さんは「伝統の味を後世に残したいと思っており、ドリーム社による事業展開はありがたい」。村上社長は「弥助そばやは秋田の宝。のれんを守り、顧客に愛される店をつくりたい」と話しています。

 今年で創業200年となる弥助そばや。今週の20日(土)には地元の有志による実行委員会が主催して、「弥助そば屋 創業200周年を祝う会」が開かれます。

by shouichiro_sato | 2018-10-16 21:31 | 産業振興 | Comments(0)  

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