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沖縄県知事選挙

 きのう投開票が行われた沖縄県知事選挙は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する前衆議院議員・玉城デニー氏(58歳)が、安倍政権が支援した前宜野湾市長・佐喜真淳氏(54歳)ら3人を大差で破り、初当選しました。

 自民、公明、維新、希望の各党から推薦を受け、自民党の二階幹事長や小泉副幹事長、菅官房長官などが何回も沖縄入りし、公明党の山口代表も沖縄で全面支援に回るなど、国政選挙以上の組織選挙を展開したにもかかわらず、佐喜真氏の得票は玉城氏と8万票以上開きました。玉城氏の得票は39万6632票で、1998年の知事選挙で稲峰恵一氏が獲得した同選挙の最多記録(37万4833票)をも上回る圧勝です。

 先に自民党総裁選挙で3選を果たした安倍晋三首相にとって、同選挙の党員・党友の地方票で石破茂元幹事長に善戦され、来年に予定される参議院議員選挙での求心力が懸念される中、政府与党が一体となって県政奪還を目指した戦いで敗れ、出鼻をくじかれた結果となりました。

 安倍首相は2日、党人事と内閣改造を断行して新体制を発足させますが、最近目立ってきた「安倍政権の強圧的な手法」との批判にどう対応するのか、今後の政権運営が注目されます。

by shouichiro_sato | 2018-10-01 19:32 | 国政・時事 | Comments(0)  

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