県立大曲農業高等学校太田分校(校長・小林吉則先生)が創立70周年を迎え、きょうは式典と講演・演奏会・演芸などの記念行事が開かれました。
(写真・校舎玄関と記念式典で挨拶する生徒会長の長澤竜貴さん。体育館で)
同校は昭和23年6月に大曲農業高校定時制課程横沢分校(農業科)として設置されたのが始まり。その後の分校統合や移転を経て、同50年4月に全日制課程太田分校(普通科)が設置され、定時制課程は廃止。同53年からは全県高校総体自転車競技で初優勝し、以来総合5連覇の偉業を達成。同60年には郷土芸能部と写真部が全国高校総合文化祭に県代表として出場するなど、活躍しています。
しかし、同60年11月には学校火災が発生し、全焼。太田町民体育館を仮校舎として授業を行い、同61年10月には現校舎へ移転して復活。同10年9月には創立50周年記念式典を挙行して、現在に受け継がれてきました。地域に根差した教育活動が特色であり、70年間で分校を巣立った卒業生は2000名を超えています。
現在の生徒数は全校で49人(1年生13人、2年生20人、3年生16人)。県内の高校では唯一の分校となっています。
式典で生徒会長の長澤さん(3年)は「地域の一員としての自覚を忘れず、様々な活動に参加したい。70周年を節目に新たな道を築いていけるよう頑張りたい」と挨拶しています。