北海道・東北六県議会議員研究交流大会が山形市で開かれ、参加しています。
注目されたのは鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所・冨田勝氏の講演。「地方から創るニッポンの未来」と題して冨田氏は、同研究所の成り立ちや同大学発のバイオベンチャー企業の取り組みを紹介し、「優等生は東京に任せればいい。地方は一人ひとりが違うことにチャレンジしてほしい」「地方こそ(研究開発の)最高の環境にある」「実行するイノベーターになれ」として、そのためには失敗しても拍手する文化が必要だと述べています。
冨田氏がアドバイザーとして出席した「産業振興」がテーマの分科会では、各道県が主要な施策を報告。人口減少社会に対応した地域産業の活性化や次世代の産業創出に向けて、「イノベーションの推進と産業人材不足の克服」(青森県)、「デジタルイノベーションの推進について」(秋田県)、「国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想」(福島県)など、イノベーション(技術のみならず、人・組織・社会などの幅広い変革・革新)を重要なポイントにしていました。
(写真・冨田氏への質問が多く出された産業振興の分科会。山形グランドホテル)