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秋田の誇り「竿燈まつり」

 3日から6日まで開催されている「秋田竿燈まつり」。昨日は堪能させていただきました。

 まず昼の部。通町で行われている「竿燈妙技会」は、予選の初日とはいうものの、熱気ムンムン。個人・団体演技とも実に素晴らしく、竿燈をあげるには卓越した技術が必要であることを示していました。時折吹く強い風にも負けず、上手にバランスをとりながら竿を継ぎ足し、何と6本にもなるグループも。その上、両手に番傘と扇子ですから見事というより言葉がありません。演技中の勇ましい竿燈ばやしは笛1人と太鼓2人。凛々しい姿の秋田美人が囃したて、逞しい秋田の男衆が妙技を披露する度に、拍手喝采の連続でした。

 決勝戦は6日、楽しみです。地域の行事があって私は秋田に来ることはできませんが、皆さんには是非ともお勧めします。

 そして夜の部。交通規制のため歩道で待っていたお客さんも6時40分頃には観覧席につき、民謡の手踊りがあっていよいよ祭りの始まりです。竿燈が入場し、佐竹秋田市長の歓迎の挨拶では、最後に英語でのスピーチもあり、会場からは歓声が上がりました。私は全体の様子も見えるように、交差点近くの歩道の最前線でしっかり鑑賞しました。さすがに、提灯に蝋燭の火が燈ると雰囲気も一変し、大小多数の竿燈が揺れる様子は見事でした。子供たちから若者・大人たちまで、揃いの半纏のいでたちは誇らしく感じられ、見ている私たち以上に楽しそうで、羨ましいかぎりです。

 ところが、いよいよクライマックスの頃に知人から電話。言われるままに山王の町内に移動しました。待つこと30分。そうしたらお囃子が聞こえてきたのです。戻り竿燈と言うのでしょうか、町内での演技が始まりました。「新川向町」の提灯です。あっという間に町内の皆さんの人だかりができて、家族や知人たちの妙技に大歓声。竿燈大通りとは違う祭りの楽しさに触れることができ、感謝、感謝です。

 梅雨が明けて、ようやく暑い夏になりなした。天気も当分良さそうですので、「竿燈まつり」はもとより、今日から始まる湯沢市の「絵どうろうまつり」など、関係者の表情も明るいことでしょう。なによりです。今夜の私は羽後町五輪坂にある特別養護老人ホーム「松喬苑」の盆踊りです。施設利用者の皆さんに楽しんでもらおうと、25年以上前の開設当初から、西馬音内盆踊り保存会の皆さんが本番さながらに行っています。そして明日は「藍と端縫いまつり」、西馬音内の街が一日だけの美術館に変身します。どうぞご来遊下さい。

by shouichiro_sato | 2006-08-05 11:41 | 秋田県 | Comments(0)  

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